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COVID-19:日本国籍などのワクチン接種完了者の入港地(空港)での就労ビザ申請が再開


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カナダ移民局ニュース

2021年9月7日からすべてのカナダ渡航者に対し、ワクチン接種完了者は、観光目的でもカナダに入国することができるようになりました。これに伴い、日本国籍を含む、すべてのビザ免除国の国籍の人は、入港地(カナダに最初に入国する空港)での就労ビザ申請が再開されました。

2021年9月21日以降、以下の条件を満たしているビザ免除国の国籍の方であれば、事前の就労ビザ申請は免除となり、入港地でビザを申請してカナダに入国できます。

<注意>入港地で申請できる就労ビザには、ワーキングホリデービザは含まれていません。

事前の就労ビザ申請が免除となる条件

  1. 就労ビザ申請に必要なすべての書類を持っていること(LMIA承認レターなど)
  2. 有効なeTA番号を持っていること
  3. ワクチン接種完了者(※1)であること
  4. 渡航前に受けたPCR検査の結果を持っていること(※2)
  5. コロナの症状がないこと
  6. ArriveCANアプリにワクチン接種完了の登録をしてあること(※3)
  7. カナダ到着時に要求があればPCR検査を受けること(※4)

(※1)ワクチン接種完了者の定義

ワクチン接種完了者とは:「接種完了者」とみなしてもらう為には、渡航者はカナダ政府が承認している新型コロナワクチンの接種を、必要回数全て完了している必要があり、また最後の接種は少なくともカナダ渡航の14日前に完了している必要があります。

カナダ政府が承認している新型コロナワクチンは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ(COVISHIELD)と、ジョンソン&ジョンソンの4種で、渡航者はどこの国でワクチンを接種してもよいとされています。ただし、ワクチン接種完了者であることを証明できる英語またはフランス語の文書、または認証翻訳を提出する必要があります。

(※2)渡航前のPCR検査

以下のいずれかの検査結果を、入国時に係員に提示しなければなりません。

  • 空路で入国の場合、フライトの出発予定時刻より72時間前以降受けたPCR検査結果が陰性である
  • 陸路や航路で入国の場合、入国時刻より72時間前以降受けたPCR検査結果が陰性である
  • 過去にコロナウイルスに感染したことがある人は、カナダ入国14日前~180日前に受けた検査結果が陽性である
  • 抗原テストの結果は受理されません

(※3)ワクチン接種済み証明のArriveCANへの登録

ArriveCanアプリに、カナダ到着72時間前以降に、英語またはフランス語で書かれたワクチン接種完了証明書をアップロードする必要があります。ArriveCANの新バージョンが9月7日にリリースされていますのでそれを使ってください。このArriveCANに登録した証明書または紙の証明書のどちらかがないと、フライトに搭乗できません。

また、このアップロードしたものとは別に、デジタルまたは紙の証明書を、カナダ入国後14日間はご自身で所持していなければなりません。

(※4)到着時のPCR検査

カナダに到着したワクチン接種完了者でランダムに選ばれた人は、ワクチン接種が完了していない人と同様のPCR検査を到着後に受ける必要があります。これを拒否すると罰金があります。検査結果が出るまでは自己隔離をしなければなりません。選ばれなかったワクチン接種完了者は、到着後のPCRテストはありません。

渡航前の確認事項

以下のウエブページを、渡航前に必ず確認してください。状況は日々変わります。


入国審査の遅延の可能性
Canada Border Service Agencyは、すべての旅行者の入国を、保健省の指示に従い念入りに行っています。入港審査には平常時よりも時間がかかりますので、渡航の際には、そのように計画をしてください。