面接に挑むまでの準備
いよいよ面接!面接に挑む前に、しっかり準備をしておきましょう。準備といっても受け答えを丸暗記するのではなく、何を聞かれてもいいように、あらかじめ自分の意見を整理しておき、それを面接官にスムーズに伝えましょう。
1)会社にとって自分がいかに重要な人材になれるか。
応募する会社、そして応募職に何を求められているのかを事前に調べ、自分がどれだけ適合しているか具体的に伝えられるようにしましょう。何を聞かれても、 抽象的ではなく具体的に自分の経歴とからめて話せることがポイントです。
2)練習あるのみ!
面接前はしっかりイメージトレーニングをしておきましょう。面接光景をイメージして受け答えの練習を行いましょう。また、自分の考えを整理したり、レジュメやカバーレターでは表現しきれない部分を(自己PRなど)を頭に入れ、声に出して練習しましょう。
3)服装について
服装は職種によりますが、初めの印象は良いに越したことはないので、スーツで清潔感ある格好が無難でしょう。
自分がもっと伝わる自己PR
自己紹介の時、自己PRが言えるように準備しておきましょう。また、質問の中にも自己PRを織り交ぜて「自分」という人間を採用者に伝えよう。
自分の取りえを見つけよう
- まずは客観的に自分を見つめなおしてみよう。
- あなたは周りの人からどんな人物といわれているか?
- あなたの人づきあいは? コミュニケーション力は?
- あなたが仕事上で最も大切に考えていることは?
- あなたが仕事を通して、得てきたものは?
- 普段から、どんな考えを持ち、どんな行動をしているだろうか?
などを紙に書き出してみよう。紙に書き出してみることによってあなたらしさが見えてくるはず。
資格を持っていない場合
資格は持っているに、こしたことはないが、持っていなくても採用者は、意欲やチャレンジ精神を重視するケースが多いので、資格を持っていなくても大丈夫。スキルアップしたい事柄や、取りたい資格などについて「●●の資格を取る予定、または挑戦中」と書くのもいいだろう。
転職が多い場合
日本では転職が多いと何かとマイナスイメージがあるが、カナダではそれがプラス面になることが多々ある。なぜならカナダの求人は、新卒よりも経験を重視することが多いからだ。また、その経験が今回の応募にあまり関係なくても、そこでコミュニケーションスキルを学んだなど、今回の応募にプラスにしていこう。
趣味と得意分野
他人より優れている部分を伝えよう。それが、例え、生け花や書道であっても、面接官の目を引き、記憶に残るという意味では伝えておくのも良いだろう。質問されても答えられる範囲の回答は用意しておこう。
目を見て意欲を感じ取ってもらおう
面接とは、カバーレター、レジュメに続き自分を売り込む最終段階だ。面接は直接面接官と話すので、自分のやる気と意欲を感じ取ってもらうことがとても重要なのだ。せっかく、完璧な答えを用意していても目を見て話さない、うつむいて話す、などしていると意欲が伝わらないどころか失礼な態度と見られてしまう。
また、 あなたの経験が、その会社の将来にどんなふうに役立つ可能性があるのかアピールしていこう。面接の受け答えは、多少たどたどしくとも、伝えたいという気持ちが前面に表れる方が、熱意や一生懸命さが感じられて、好印象を与えることもある。 英語に自信がなくても、自分の意思や熱意を採用者に伝えよう!
面接でよくある質問集
自己紹介
Tell me about yourself.
(自己紹介をしてください。)
What are your greatest strengths / weakness?
(あなた長所/短所はなんですか?)
関心度
Why do you want to work for this company?
(なぜ弊社で働きたいのですか?)
Why should I select you for the position?
(なぜあなたを採用するべきですか?)
職歴・業績
What job functions did you enjoy most? Least? Why?
(どのような職務が一番好きですか?嫌いですか?なぜですか?)
Tell me of a time when you deal with a bad customer.
(扱いにくいお客様に対してはどのように対処しますか?)
場面想定
You receive a call from an irate customer who complains about the service she received last night at your restaurant. She is demanding her money back. How would you handle the situation?
(あなたのレストランに昨晩来られたお客様からサービスへの苦情の電話を受け取りました。彼女は返金して欲しいと訴えています。あなたはどのような対処をされますか?)
将来
Where do you expect to be five years from now?
(あなたは5年後どのようになりたいですか?)
面接の終わり
Do you have any questions?
(なにか質問はありますか?)
※面接の最後にほとんどの場合、「質問はありますか?」と聞かれます。解らないことはその時に聞いておきましょう。
自分からも積極的に質問しよう
Who would be my immediate supervisor?
(どなたが私の直の上司になりますか?)
What benefits/training/support will I receive?
(福利厚生、研修制度について教えてください。)
Can I ask what the next step will be.
(今後の面接の予定を聞かせてください。)
※質問や回答は、職業、職種で変わってきます。あらかじめ、聞かれる質問を予測して、自分なりの答えを考えておきましょう。
面接でやってしまいがちなNG事項
このような態度では採用してもらえるのは難しい。採用者が見ているのは、知識・スキル、職務に就くのに十分な経験や技能を有しているか、ほかのメンバーと協調していけるかである。また、志望動機はなぜこの会社、職種を選択したのかを自分の言葉で伝えられるか、将来の自分のキャリア形成、会社の将来をどのように考ているのかなど なので、しっかりと相手の会社を調べて、意欲をみせよう。
最終チェックポイント
- 面接会場への所要時間は調べてあるか?
- しっかり練習してどんな質問にもきちんと答えられるか
- 身だしなみを再度チェックする
- 携帯電話の電源は切ったか?
- いつもより少し大きな声で、相手の目を見て話そう
- よく理解できない内容や質問はきちんと確認しよう
- 積極的な自己アピールをしよう